MT4(メタトレーダー)を使ったFX自動売買EA(ソフト)のトレードで、売買のたびにかかってくる手数料が「スプレッド」になります。
通常FX業者では「手数料無料」という記載が目立ちますが、実際は価格レートが微妙に違っており、売買のたびにスプレッドという価格差が発生し、FX業者はそれを手数料として収益を得ています。
このスプレッドについては、広い方が価格が約定したときに不利(実際の価格と約定した価格に差が出るため)になってしまうため、特にスキャルピングEAについてはスプレッドができるだけ狭いFX業者を選ぶ必要があります。
スプレッドの仕組みや計算方法、そして手数料がどのように発生するかを学び、自動売買トレードに活かしていく必要があります。
FXにおける手数料・スプレッドについて
インターネットで「FX 手数料」などと検索するとネットには上の画像のようにFX会社のページが上位に表示されます。
どのFX会社も「手数料無料」とあり、取引での手数料は無料ということが表現されています。
通常fxでの手数料というと「1万通貨あたり片道0.5円」などと手数料が売買のたびにかかるfx会社もあります。
しかしながら、取引手数料は無料でも売買のたびにスプレッドという別の手数料が発生しているのが本当のところです。
・手数料無料→安いから良い
・手数料あり→高いから悪い
という短絡的に判断はできません。
価格を配信しているfx会社のサーバーの安定性や適切な価格レートかなど総合的に通常は判断する必要があります。
スプレッドとは何か?
スプレッドというのは英語の「Spread」からきており、日本語訳は「広がり」という意味になります。
上の図はドル円での価格レートの例になります。
- 実際の価格→100円
- 買う時の価格→100.05円
- 売る時の価格→99.95円
とうレートが配信されています。
スプレッドとは『実際の価格ー(買う時の価格OR売る時の価格)』のことを言います。
つまりスプレッドを上の例でいうと
- 買う時のスプレッド→100.05円ー100円=0.05円
- 売る時のスプレッド→100円ー99.95円=0.05円
となります。
このスプレッドがFX会社の収益となるのです。
通貨を買う時のスプレッドは?
通貨を買う場合に上の例から考えると
ドル円を100円で買いたいときに注文をすると100.05円で約定した。
ということになります。
スプレッドは不利な価格になる。つまり100円で買いたくても100.05円になっちゃうというわけなの。
スキャルピングEA(ソフト)でのスプレッドは狭い方が良い?
スプレッドでは主に短期売買であるスキャルピングが影響してくると言われています。
その理由はスキャルピングは短期売買で値幅が小さいため、スプレッドが広いほど狙える利益が減るためです。
以下の表は代表的なスキャルピングEAの「リミット」つまり1回あたりの利益になります。
EA | 1回あたりの利益 |
---|---|
WhiteBearZ | 7pips |
スキャルピングドラゴンV2 | 10pips |
上がり3ハロン | 10pips |
代表的なスキャルピングでいうとだいたい一回に10pips以内の利益を狙いに行くことになります。
そしてMT4が使える代表的なFX会社のスプレッドは以下の通りになります。
通貨ペア | FXTF(1000通貨) | FXTF(10000通貨) | オアンダ(MT4) | オアンダ(プロ) | 外為ファイネスト |
---|---|---|---|---|---|
ドル円 | 0.3銭 | 0.8銭 | 0.3銭 | 0.8銭 | 0.2銭 |
ユーロ円 | 0.6銭 | 1.4銭 | 0.4銭 | 1.3銭 | 0.4銭 |
ユーロドル | 0.8pips | 1.4pips | 0.3pips | 0.8pips | 0.4pips |
豪ドル円 | 1.4銭 | 2.0銭 | 0.6銭 | 1.6銭 | 0.5銭 |
ポンド円 | 0.9銭 | 2.4銭 | 0.8銭 | 2.8銭 | 0.5銭 |
ドル円で見ると一番小さいもので、外為ファイネストの「0.2pips」となっています。
実際は相場の変動などでスプレッドは拡大することもあるため、平均的に0.5pipsくらいになると思われます。
スキャルピングEAのWhiteBearZで考えてみると
- 年間取引回数・・120回
- 年間獲得pips・・・330pips
という年間成績になっています。
ここでスプレッドの1回あたり0.5pipsを考慮すると『スプレッド・・0.5pips*120回=60pips』
となり、年間のトータルの獲得pips330pipsの約20%を占める手数料になります。
FXにおけるスプレッドの特徴
スプレッドは雇用統計や政治問題などで変動する
スプレッドについてはFX会社で「原則固定0.5pips」などの記載がされていたりします。
しかしながら、価格は「雇用統計」「戦争」「政治問題」などで大きく動くことがあり、その際にはスプレッドが大きく広がる時があります。
基本的に「原則とは例外もありえる」ということを覚えていく必要があります。
このように相場が急変する場合にはEAを止めたりしてポジションを持たない方がいいでしょう。
多くの自動売買EAは「週末クローズ」という仕組みが取り入れられています。
これは相場が土日休みで休み明けの月曜日には「窓」と言って大きく価格が動くことがあるからです。
自動売買EAは突発的な相場の動きには予測ができないため、金曜日にポジションをクローズするというリスク回避の機能があるEAが多いのはそのためなのです。
スプレッドは通貨ごと業者ごとに異なる
スプレッドについては
- ドル円、ユーロドルなどのメジャー通貨は狭い
- トルコリラなどのマイナー通貨は広い
という特徴があります。
ですが、基本的に自動売買EAは値動きが予測しやすいメジャー通貨での対応がほとんどとなっているのが現状です。
またすでにご紹介したようにFX業者ごとにスプレッドが違うため、使用するEAの通貨ペアとその通貨のFX会社でのスプレッドを確認しておく必要があります。
FXのスプレッド、価格配信など総合的に判断をする。
これまでスプレッドの仕組みと特徴をご紹介してきました。
スプレッドは狭い方が手数料が安いため、トレードではより有利な状況になるのは間違いありません。
しかしながらスプレッドだけに目を行くのではなく、FX会社ごとに
- 配信レートの違い
- 約定力の違い
- サーバーの安定度
などが違いスプレッドと同じくらい重要な項目なります。
上の図が配信レートの一つの例ですが、基本的に価格レートについては銀行から配信されたものをFX会社が仲介して取引者に配信しているという現状があります。
こう言ったことから不正なレートを配信したりする業者も中にはあるため、まずは国内FX業者から使うことをお勧めするのはこのためと言えます。
スプレッドが極端に狭くても、価格レート自体を不正に配信して不利な価格を提供する場合も中にはあるので、FX会社選びは、しっかりと選ぶ必要があります。
このようなことから、実際にFX自動売買で実績あり、評判の良い会社を選ぶことで、スムーズな取引をすることができます。
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