FX自動売買ソフトであるEAは、インジケーターなどのサインを元に完全に自動で売買をするシステムになっています。
その一方で裁量トレードも含めてテクニカル分析に使われるのが「インジケーター 」になります。
インジケーター は相場の動きをあらゆる角度から分析するためにたくさんのインジケーター が開発されています。
なので、自動売買EAとインジケーター はシステムが別ですが大きな関連性があるものと言えます。
FX自動売買EAとインジケーター について
EAとインジケーター の特徴は以下の通りです。
●注文の発注から利益確定、損切りまで全て行う。
●トレードの判断はインジケーターや相場の時間帯など様々な状況を合わせて判断をしている。
●インジケーター は相場の状況を分析した指標となる。
●インジケーター の状況でサインとして売買判断を行う場合もある。
以上の違いがあります。
FX自動売買でトレードする場合
インジケーター も自動売買ソフト(EA)を使ってトレードするのも基本的にMT4(メタトレーダー4)を使って行うことが可能です。
自動売買の場合には
①自動売買EAを選んで購入
②MT4にEAをセットする
③自動売買トレードを開始し、成績をチェックしていく。
という流れになります。
EAの大きな特徴といえば、EAを一度MT4にセットした後にはあまり時間を取られないということです。
あとはEAが自動でトレードしてくれるため成績を確認して必要に応じてEAを組み替えたりと行ったことを行うと良いでしょう。
よって自動売買EAについては初心者から結果が出しやすいトレード方法と言えます。
MT4の使い方については以下の記事を参考にしてください。
インジケーター でトレードする場合
インジケーターでトレードする場合には、しばしば半裁量と行ってインジケーター のサインを確認して、自分で売り買いをする場合です。
MT4ではサインが出るとアラームで通知をしてくれる機能があります。なので、ずっと画面に張り付いておく必要がなく、トレードはしやすいです。
ですが、手動で売り買いをするためトレード方法を我流にしたり、時間が効率的に使えなかったとり最初から結果を出すのは難しい傾向とも言えます。
これから代表的なインジケーター をご紹介していきます。
トレンド系のインジケーター
トレンド系のインジケーターは、相場が一定方向に動く場合にそれにのる形で利益を伸ばしていくことが可能です。
移動平均線(Moving Average)
移動平均線は、過去一定期間における価格の平均値を表した線になります。
例えば、14日移動平均線であれば、14日前までの価格の平均を示した価格をつないだ線ということになります。
この移動平均線では線の傾きから相場がどの方向に向いているか「上昇」か「下降」かを判断しやすくなります。
一目均衡表
一目均衡表は古くから使われているインジケーターで現在でも代表的なインジケーター として活躍をしています。
一目均衡表は転換線、基準線、遅行スパンの3本の線と雲で示されています。
一見複雑に見えるインジケーター ですが、売買のサインとしてはシンプルな判断で使われることが多くなっています。
オシレーター系のインジケーター
オシレーター系のインジケーターは、「買われすぎ」や「売られすぎ」判断して、相場の転換点を予測するものです。
主に価格チャートの下に表示されるものが多くあります。
RSI(Relative Strength Index)
RSIは、通貨が買われすぎているか、売られすぎているかを判断するインジケーターなります。
通常
●30%以下→売られすぎている
●70%以上→買われすぎている。
ということで判断をします。
これは実際にチャートを見れば分かりますが、買われすぎて大きく上昇した価格はどこかの段階で売られ大きく下がります。
この特性をグラフで表示したのがRSIとなっています。
MACD(Moving Average Convergence Divergence、マクディー)
MACD(マクディー)は、移動平均の動きを示したインジケーターで一般的には2つの線が交わったところで売買サインを出します。
●ゴールデンクロス(買い)→赤の線が白の線をクロスすると「買い」
●デッドクロス→白の線が赤の線をクロスすると「売り」
という風に売買判断をします。
ボリンジャーバンド(Bollinger Band)
ボリンジャーバンドも非常に有名なインジケーターの一つです。
ボリンジャーバンドは移動平均を元にして、標準偏差をとったものを線に示したインジケーターです。
3つの線で表示され、価格が上下の線に当たっては跳ね返りを繰り返しているのがわかると思います。
この特性を利用してトレードをします。
ストキャスティクス(Stochastics)
ストキャスティスクもRSIと同じで、「買われすぎ」「売られすぎ」を示していくれるインジケーターになります。
上下の平行線で示された線を越えると「買われすぎ」「売らされすぎ」のサインとして判断をします。
まとめ
以上自動売買EAとインジケーター の違いと特徴についてご紹介してきました。
EAの開発者もインジケーター や相場の規則性を利用してEAの売買判断のプログラムを組んでEAを開発しています。
そして開発してできたEAをバックテストや実際のリアルのテストで動かしてみてどんどん制度を挙げたものをリリースしているのが現状です。
自動売買の始め方ついては以下の記事を参考にしてください。
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